2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
日本人の手による「自主制作アニメーション」の、YouTube再生記録ってどの作品だか知ってます? 実は長らく、この作品が日本人トップだと僕は思っていた。現時点でも、何と390万再生。『フミコの告白』が400万再生を突破しこの作品を抜いたのは、実はごく最…
「性的興奮を憶えるくらい和音が好き」。僕が生涯で一番尊敬しているアーティスト、BUMP OF CHICKENの藤原基央がインタビューで言っていたことだ。理屈も屁理屈も越えて、ただただヤりたくてしょうがない。とにかくキモチイイんだから仕方ない。たとえそれが…
毎月必ず、なにかしらの新作映像をニコニコのアカウントにアップし続ける。その途方もないirodoriの試みは、商業作品を手がけていようが、何をしていようが、時々更新日をズラして危ない橋を渡ろうが、とにかく続けられていた。最後のころの動画コメント数は…
irodori作品の面白い共通点は、実はどの物語にも「神さま」の要素があることだ。『眼鏡』の狂気じみたメガネ信仰、『ケムリクサ』で示唆される世界を動かす(主人公たちを消そうとしている)存在、『らすとおんみょう』のそのものズバリな陰陽師バトル、そし…
人類が荒廃したかも? しれない世界、そこに「人間」が紛れ込む! ……あ、『けものフレンズ』のあらすじじゃありませんよ。これです、これ。 irodori第三作目。またしても作風は驚くべき大変革を遂げた。女の子に突き刺さる刃! しかし女の子はそれを何ともせ…
そりゃもう、ビックリした。『眼鏡』に続くirodoriの第2弾作品は、作画中心の2D作品だったからだ。セリフもなく、叙情的で、4分間でちょっと心がホッとなるような小作。『眼鏡』とは正反対のアプローチだった。 シナリオがしっかり作られているのが見事な作…
irodoriがユニークだったのは、スタート当初から「バンドです(チームです)」と銘打っていたことだ。ひとりで作ることが一種のステータスだった自主制作アニメーションに、チーム制作での効率化と化学反応を持ち込もうとした。これは伝聞なので間違っていた…
ぼくが、日本学生アニメーション史上最高傑作だと思っている作品。忘れもしない……東京都写真美術館の地下一階、学生CGコンテストの受賞作品展で、狭いシアターの中、隣の人と膝をくっつけあって、この作品と出会った日のことが今も忘れられない。ファースト…
『nakedyouth』の橋渡しになるような実験作で、何度か観ているけれどストーリー自体はそれほどよく解らない。重要なのはこの作品が2004年に作られているということだ。映像革新となった『彼女と彼女の猫』からまだ3年、学生作品が歴史を塗り替えるきっかけと…
その存在から比べるとイマイチまだフォロワーが少ない気がする宍戸幸次郎(さん)のツイッターで、たまたまこの作品が再公開された旨が告知されていた。久々に観た。いやー、やっぱりすごい。宍戸作品では最初期(最初ではないと思うが)のものだと思うけれ…
第一本目どうしようかな、と思って、ぐるぐる考えたけれど、思い切って自分の作品にすることにした。こうすれば、このブログがそれほど“お高いもの”を書こうとしてないことにも気づいて頂けるだろう。ま、1000本も書くんだし(ほんとにあるか? そんなに……)…