84yen
傑作『CROWN』をはじめ、日常にひそむフワフワした恐怖、そして狂気じみた執念をフィルムに焼き込むアニメーション作家84yenの最新作。MAKKENZとarai tasukuのミュージック・ビデオとして制作されたアニメーションだ。 やわらかなモーフィング、意味ありげな…
きのう紹介した『sleepy dance』は2011年、『ちいさい音ダイアル』は2012年に発表された84yenの作品だ。本作はその2~3年後、2014年にオンラインイベント「FRENZ」で発表された。この『CROWN』は100をこえる上映作品の中から、最終日、最終プログラムの大ト…
その奇抜かつユニークなセンスで、日常にひそむ「目には見えない何か」を描き出す84yen。そんな彼が、いわゆるボカロっぽい曲に映像をつけるとどうなるのか? それがこれだ。……本当に、いちいち作品の度に違うチャレンジをしていて、驚かされる。 冒頭こそし…
僕が初めて84yenの作品を観た作品が、これだった。 昨日、おとといと84yenの作品を紹介してきたが、この『ちいさい音ダイアル』の作風には驚かれるのではないか。いわゆる「怖い」演出もなく、コラージュもデジタル作画も使われていない、全編ガチ水彩アニメ…
今回このブログで84yenを取り上げるにあたり、ざっと代表作を見直したんだけれど、これは今回初めて観た作品。独特の、ダウナーで不気味な、観ているこちらが不安になるような「感じ」を描く84yen。日常生活でなぜか私たちが「目を背けている」ようなものを…
きのう紹介した杉本と、今日から取り上げる84yenは、共に「うごくクソ画像コンテスト」というオンラインイベントを主催している。時にハイコンテクストで、技術力も要求される「アニメーション」というジャンルに、まるで反旗を翻すような低コスト、無意味、…