ショートアニメーション千夜千本

短編アニメーション作品を紹介してゆきます。まだ見ぬ作品に触れる機会にして頂ければ幸いです。

『スニャホ』matsumo【92夜目】


生粋のエンターテイナー、matsumoを代表するような作品のひとつ。ここまではFLASHを使った作品が続いていたが、『スニャホ』からは3DCGも取り入れられている。現代モチーフを取り入れながらも極めてベーシックな「敵を倒す」ストーリーで、ものすごくまっとうにエンタメをしている。2Dグラフィックからの足かせが減ったことで、これまでの作品でも度々取り入れられていた、映画的なカメラアングルがさらに効果的に見えているだろう。この僅かな尺の中で、ちゃんと見せ場を用意していく感じはさすがだ。matsumo作品からとりあえず1本見せるなら、これですね。

……そして、からーの、まさかのラスト5秒大ドンデン返しである!! 思わず血を吐きそうになった記憶がある。うまい……。